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(04/12/11)

大阪アノード製造時さん:



ここ半年以上、小型ハイテクは下り坂ですよね。 FLさんが得意としているJQなどの、6834、6867、6871、6876、6907とか…。 それなのに、今なぜカソード(6868)なのですか?



 まず、このHNをみて笑ってしまいました。

大阪 ⇔ 東京
アノード(陽極の意味) ⇔ カソード(陰極の意味)
製造 ⇔ 研究
時(時間) ⇔ 所(場所→空間)



 さて、小型ハイテクはおっしゃるように下り坂の真っ最中です。 今買いからはいるのは、一番嫌いな含み損を出すために買うようなものです。 含み損は現実損とまったく同じ、というより資金が貼りついている分、現実損よりももっと タチが悪いと思います。

 精工技研(6834)は前回の安値は1.690円、今回の高値が8.000円です。そして 今は3.300円ぐらい。1.700円で買ったことがありますが、あれは本当の安値だったんですね。 DVDとオプト関連、ぜひ買いなおしたいですね。

 リーダー電子(6867)は前回の安値は385円、今回の高値が2.490円です。そして 今は1.200円ぐらい。680円で買ったことがあります。 デジタル放送やデジタル家電の計測機器に強みを持っていますが、 もう一段の調整が必要でしょう。

 日本マイクロ(6871)は前回の安値は411円、今回の高値が2.320円です。そして 今は1.100円ぐらい。1.100円で買ってロスカットしたことがあります。 プローブカードは参入企業が多く競争が激しく、もう少し下がり そうです。

 光波(6876)は前回の安値は651円、今回の高値が5.400円です。そして 今は1.800円ぐらい。1.600円で買って利食いが早すぎました。 台湾や韓国に追いつかれ、価格競争になってしまいました。 まだ下げの途中です

 ジオマテック(6907)は前回の安値は740円、今回の高値が4.770円です。そして 今は1.950円ぐらい。800円で買って利食いが早すぎました。 液晶は下がる下がるといわれながらそれほど下がりませんね。 前回安値までは下がらないと想います。



 さて東京カソード(6868)ですが、前回の安値は375円、今回の高値が1.830円です。そして 今は1.370円。上記5銘柄を含め、ほとんどのデジタル家電関連銘柄は今年4月以前に 高値をつけ、それ以後は下り坂です。しかし6868の高値は今年7月であり、 他のデジタル家電銘柄とは異なる株価形成をしています。

 同社は電子部品、プローブカード、装置の3つの事業を行って います。このうち後の2事業の業績は他社と同様すでに下り坂になっているものと 思われます。しかし注目すべきは電子部品事業です。

 電子部品事業では、もう何度も記していますが液晶バックライト用の モリブデン(Mo)電極がすごい 勢いで伸びています。高能率、長寿命のモリブデン電極はこれまでのニッケル(Ni) 電極の一定割合を置きかえることでしょう。

 ちなみに今年4月からのMo電極の出荷数は、8.002(千個)→8.880→9.720→10.865 →13.445→11.545→13.765→16.900です。12月からは16.600→21.600→22.300→24.300 の計画です。

 今後は同業者もモリブデン電極に進出してくるでしょうが、当面は東京カソード(6868)の モリブデン電極の優位が続くでしょう。また来季からはモリブデン電極組み立て事業が 新たに加わります。今後も他のデジタル家電関連とはやや異なる株価の動きになると 考えています。

 まお技術的な情報は、特許庁の電子図書館、
http://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl
で、「公報テキスト検索」をクリックし、「出願人」を「東京カソード研究所」として下さい。 特開2004-199965などの特許公報を読むことができます。 特許情報は個人投資家にとって本当の技術情報を入手する数少ない手段です。始めは 難しいかもしれませんが要は慣れです。





 この他にも、toshiakiさん、五十嵐光栄さん、金井さん、小泉さん、川口真人さん、 NHさん、creationalさん、道しるべさん、柴橋さん、GREATさん、田淵幸二さん、 ギラギラさん、小太郎さん、LOVELIVEさん、セレスパさんからも メールを頂きました。ありがとうございます。


(04/07/05)

石川臨太郎さん:



 FLさん ご無沙汰しています。
前に一度メールさせていただいたことがある石川です。 ハンドルネームはリスクテイカーAAで現在はNPO法人イノベスターズ・フォーラムの 公式ウェブ・サイトの三つある掲示板のうち居酒屋「億近」でクレイフィンレイのプリンシパル である山本潤氏から店長を引き継ぎ2代目店長を務めています。また自分のホーム・ページでも サラリーマン仲間の経済的独立支援の活動を行なっています。

 山本氏は投資ブティックとして世界のトップレベルの成績を誇るクレイフィンレイの 日本株アナリストとして活躍されていますが、日本の個人投資家のみなさんには 週刊ダイヤモンド社の財テク雑誌「Zai」の連載でおなじみだと思います。あと山本氏の リーダーシップの下、ダイヤモンド経営分析チームを発足し、フィスコとともに「『株』データブ ック」のコメント作りを請け負っています。

 NPO法人イノベスターズ・フォーラムは個人投資家支援のため無料でメルマガ、 勉強会などを行なってきましたが、自分達でサラリーマン部門ばかりではなく 個人の実力で収入を得る道を確保していこうという 考えで去年より有料のセミナーや出版事業を企画実施してきました。



 今日のFLさんのコメントを拝見して私の意見とまったく同じだと感激しました。 『※勤めている会社に早期退職制度が導入され、ちょうど2年後の誕生日にFLはその対象となるようです。そこで、その日を目標に、色々と準備を進めて行きたいと思います。 あと1年は周囲に気付かれないように、残りの1年は退職することを宣言して堂々と 進めたいと思います。

 その日までに、資産運用のスキルを磨くことは当然ですが、肩書きがなくても通用するような 種々のネットワーク作りをしなければなりません。これからは肩書きでしか人を見ない、 つまらない人たちとは徐々に距離を置くようにします。世の中の90%の幸福はお金で買えますが、 残り10%はそうではありません。』

 私も自分の日記や「億の近道」の掲示板で宣言しているように個人としての肩書きで 勝負しています。 現在ペンネーム石川臨太郎(メルマガや『株』データブックではまだ石川凛となっています。 今回億近出版事業では石川臨太郎の著者名で本を出版します)

『(億の近道オン・ザ・ウェブメイン掲示板への投稿より)  さて今日は肩書きについてちょっと考えたいと思います。前回不動産セミナーを開きましたが、 他の講師のみなさんとちがい私だけが個人、石川で勝負しました。肩書きはとても大事なものです。 その所属する組織と肩書きによって実力を判断されてしまうことが多いからです。

 ですから私は普段から自分の本当の実力より自分についたレッテルの方が大切だと考えています。 自分についたレッテルのほうが、本当の中身より大切なのです。 実際に優秀であることより、あいつは優秀だと思われることのほうが大切なのです。

 なぜなら認めてもらえなければ、どんなすぐれた才能も「ない」に等しいのです。 多くのサラリーマンは個人で活動する時、自分の所属する企業の肩書きで評価されることが 多いと思います。でも私は会社の肩書きで勝負するつもりはありません。 会社の肩書きは自分の実力ではなく会社の実力に大いに依存しているからです。 人々は会社を信じて、そのレッテルで個人を評価して付き合ってくれることが多いからです。 会社の七光りで付き合ってもらえるわけです。しかしこの肩書きが取れたら、 だれも評価してくれない、付き合ってくれないという悲劇もおこります。

 だから私は個人として活動する時は、個人としての肩書きで勝負しようと思います。 個人のレッテル、肩書きで評価されたいと思っています。 そして自分が自分貼るレッテルは重要です。無意識のうちにそのレッテルどおりの 自分を演じていくからです。

 そして自分の本当の「中味」より「評判」の方が大切だからこそ、その「評判」を 高めるためにまず肩書きを作り、自分のイメージをデザインするのです。 そして肩書きどおりの自分をプロデュースしていくのです。 そうすることによって本当に肩書きに相応しい実力が、 着実についてくるのです。

 これからもツキの伝道師に相応しくみなさんにツキを伝道していきたいと思います。(笑い) なぜなら人にツキを与えるともっと大きなツキとなって自分に帰ってくるからです。 ツキは連鎖し大きく育っていきます。』



 億近出版事業では成功した個人投資家の投資手法を世の中に紹介したいというミッションと 著者にも収入のあるサラリーマン収入以外の収入の道を作ろうという考えで出版事業を 企画してきました。私が志願し第一号案件を手がけています。 やっと今月出版にこぎつけられることになりました。 

 いま文芸社をはじめとする自費出版励行の出版社は印刷代金を著者に全負担させ、 しかも印税10%しか払わない、さらに短期間に店頭しか並ばないという かなり“あくどい” 商売をして儲けています。今ある自費出版の場合、著者にとってのメリットは単純に本になるだけ。 自己満足の世界でしかありません。これでは「あんまりだ!」と私は思って いました。

 そこで億近出版事業ではパンローリングさんに協力を求め出版委託という形で著者に もメリットのある形で本を出版するルートを開発しました。リスクをとりたくない著者は 従来どおり印税10%で本をパンローリングさんの販売ルートに乗せることもできますが、 印刷代金を負担すれば、そのリスクに応じたリターンがある形を作ることができました。 しかもトレーダーズショップで長期間にわたり本を売り続けることができる仕組みです。

 また本を書くのは苦手という投資家にはライターがインタビューをして 本を作る仕組みも考えました。少し著者への配分が減りますが、 これも需要があるビジネスだと考えています。

 またZaiには山本さんのコネを使って、成功した個人投資家の紹介シリーズを提案しています。 億の近道無料勉強会でボードリーダーを務めてくださった成功した個人投資家の みなさんのマスコミデビューを狙っています。もちろん私もFLさんと同じように 会社に自分のビジネスを知られたくないので完全にペンネームで個人の資格で 勝負するつもりです。



 FLさんの自分の決めた投資ルールを守る姿勢をいつも参考しさせていただいています。 またエスペックなどで儲けさせていただきました。これからも互いに協力して 『肩書きがなくても通用するような種々のネットワーク作り』を ご一緒にさせていただければと考えメールをさせていただきました。

 もし本を出版するご予定があればパンローリングさんでも億近出版でも ご紹介いたしますのでよろしくお願いいたします。





 ・・・長文のメールありがとうございました。石川さんは:

toms2121のホームページ   の方ですね?以前メールをいただいた時にBOOk MARKしていました。 (その後、PCのトラブルでメールを逸してしまいました。済みません。)

 投資にはお金が絡むので仲間を維持していくのはなかなか難しいですね。 特に仲間がうまくいった時に、嫉妬心なく祝福できるかですよね。 まあ、そうしたところが人間味なのでしょうけど。

 上記に関しては改めて、近々にメールを差し上げます。 これからもよろしくお願いします。



この他にも、dolphin320さん、鮫島さん、エンボスさん、kenichi-hさん、藤森さん、kunimiさん、 キラキラさん、 kouichi さん、6101さん、XYZさん、斎藤真由美さん、からも メールを頂きました。


(04/05/24)

○○さん:

 ※今回はメールをもらった方にやや批判的な内容なので、 あえてHNは記しませんでした。



 近頃言葉がきちんと伝わらないな、と思うことがあります。例えば最近こんな例がありました。 例の拉致家族帰国問題の件です。

 ピョンヤンにおける首相の記者会見での発言「ピョンヤン宣言を履行する限り経済制裁は 行わない」がありました。この発言を「自ら経済制裁というカードを放棄したものである」と 解釈した意見もありました。しかし、これも文章を読む力がない方の、誤った解釈では ないでしょうか。

 ところで、次にあげる3つの文は事実上みな同じ意味なのです。

1:ピョンヤン宣言を履行する限り経済制裁は行わない(首相の発言)
2:ピョンヤン宣言を履行しなければ限り経済制裁を行う(1:の対偶表現)
3:ピョンヤン宣言を履行する限り経済制裁は行わないし、履行しなければ経済制裁を 発動する(1:と2:を併記)

 言語自体としての意味は3つとも完全に異なります。言語として純粋に解釈すれば 1:は「ピョンヤン宣言を履行する限り経済制裁は行わないし、履行しなくても 経済制裁は行わない」も含まれます。2:にも「ピョンヤン宣言を履行しなければ限り 経済制裁を行うし、履行しても経済制裁は行う」も含まれます。

 しかし、実際の政治はこうした言葉の遊びではありません。政治は言語学ではないのです。 実際的な政治的意味では、1:も2:も3:と同等と解釈するべきなのです。しかし、 ニュアンス的にはこの3つで異なり、1:は好意的、2は敵対的、3:は客観的ということが できます。誤解されないようにするには、冗長になっても3:の表現を用いるべき でしょうか。



 さて、こうした誤認識は昨日更新した"TODAY"にもありました。すなわち、 「原油価格がこのまま下がれば、日本株も堅調に推移すると思われます」と記したところ、 「あまりにも楽観的である」とのメールをいただきました。上記の文はなぜ楽観的に 株価を見ていると解釈できるのでしょうか?

 上記の議論と同様に、以下の3つの文はほぼ同等なのです。

1:原油価格がこのまま下がれば、日本株も堅調に推移する
2:原油価格がこのまま下がらなければ、日本株も軟調になる
3:原油価格がこのまま下がれば、日本株も堅調に推移するし、このまま下がらなければ、 日本株も軟調になる

 「原油価格がこのまま下がれば、日本株も堅調に推移すると思われます」という文はあくまでも 原油価格と株価についての因果関係に関して記しているのであり、 株価がこれから上がるといった予想ではありません。したがってこの文章は因果関係が 「正しい」「正しくない」が問題なのであって、「楽観的すぎる」という批判は的を えていないと思われます。

 昨今はこうしたひとりよがりの解釈が横行しているように思います。一般の人達だけではなく、 某ニュースキャスター(やめた人も含め複数)など酷いものです。また、株式投資では、 報道等を誤って解釈してしまうと損につながる場合があるので要注意です。

 ちなみに、プログラミングをするエンジニア、特許を解釈する必要のあるエンジニア、 仕様書を的確に読まなければならないエンジニア等(よってほとんどすべてのエンジニア) はこうした言葉の誤解釈はしないのではないでしょうか?



この他にも、三国さん、是銀さん、キラキラさん、 kouichi さんからも メールを頂きました。