Release 2002.9.21


港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

RETURNS


港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ
作詞 阿木燿子 作曲 宇崎竜道

一寸前から憶えちゃいるが
一年前だとチト判らねェなあ
髪の長い女だって ここにゃ沢山いるからねェ
ワルイなぁ 他をあたってくれよ
・ ・ ・ アンタ あの娘の何なのさ
〈港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ〉


半年前にやまたハズさ
アタイたちにゃアイサツなしさ
マリの客をとったってサ そりゃもう大さわぎ
仁義を欠いちゃいられやしないよ
・ ・ ・ アンタ あの娘の何なのさ
〈港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ〉

ハマから流れて来た娘だね
ジルバがとっても上手くってよお
三月前まで いたはずさ
小さな仔猫を拾った晩に
仔猫といっしょにトンズラよ
どこへ行ったか知らねェなぁ
・ ・ ・ アンタ あの娘の何なのさ
〈港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ)


横須賀好きだっていってたけど
外人相手じゃカワイソーだったねェ
あんまり何んにも云わない娘だったけど
仔猫と話していたっけ
前借残したまんま
一ト月たったら おサラバさ
・ ・ ・ アンタ あの娘の何なのさ
〈港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ〉

たった今まで 坐っていたよ
あのこの隅のボックスさ
客がどこかをさわったって
店をとび出していっちまった
ウブなネンネじゃあるまいし
どうにかしてるぜ あの娘
・ ・ ・ アンタ あの娘の惚れてるね!
〈港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ〉



スモーキンブギ
作詞 新井武士 作曲 宇崎竜道

初めて試したタバコがショート・ピース
親爺のマネして気取って ちょっとポーズ
たちまち目まいでクラクラ メシも喰えず
学生服のポケットにそっとかくす
弁当が済んだらトイレでちょっとふかす
ヤニっコ取る為 歯ブラシ ゴシゴシ

※ 目覚めの一プク 食後の一プク
   授業をサボって 喫茶店で一プク
   風呂入って一プク クソして一プク
   そいでまたベットで一プク
   朝から晩までスマーキン’ブギ
   朝から晩までスマーキン’ブギ
   スーパッ ドゥ・デ・スモーキン’ブギ

いつの間にやら 歯のウラ真っクロ
気がつきゃ 右手はマッ黄色
鏡をのぞけば オイラはマッ青

※ Repeat


トラック・ドライヴィング・ブギ
作詞 阿木燿子 作曲 宇崎竜道

鼻唄まじりに ギャー入れ
スタートさせれば ライトの海さ
フロントガラスに揺れるのは
お袋形見の御守り袋
トラック・ドライヴィング・ブギ
トラック・ドライヴィング・ブギ

マブけりャ乗せます 娘さん
上げた右手で 話が決まるよ
行く先聞いても 風任せ
標識はずせば 天国行きよ
トラック・ドライヴィング・ブギ
トラック・ドライヴィング・ブギ


スピードあげても柵が
追い駆けてくるよ パトカー並みに
どうせ この世は ワンウェイ・ドライヴ
右折も左折も儘にはならぬ
トラック・ドライヴィング・ブギ
トラック・ドライヴィング・ブギ

この先行く手は 工事中
突っ込むほかない 性分だけど
惚れたあの娘の溜息が
心のアクセル 鈍らせるのさ
トラック・ドライヴィング・ブギ
トラック・ドライヴィング・ブギ


愛してティナ
作詞 阿木燿子 作曲 宇崎竜道

燃える太陽が
おまえをブロンズに変えるのか
日にやけた肌に刻みこまれた
季節がまぶしい
※ 愛しのティナ
   繰り返す夏ごとのビィナス
   愛しのティナ
   おまえをしばる髪を切って
   私の許へ 飛んでおいで


熱い砂浜が
みがいて 命を与えたのか
おまえの姿が 夕日の中で
輝いてみえる

愛しのティナ
繰り返す夏ごとのビィナス
愛しのティナ
その足許の貝を壊し
私の許へ 飛んでおいで

※ Repeat