長野の旅…菅平を拠点に長野県内を散策

日時:2005.8.17〜19
バイク:ヤマハ SRX400
燃費:26〜28km/L
距離:739km
今回は長野県の菅平高原にある実家のセカンドハウスを拠点に、長野県内の気になる場所を散策することに。また、以前もバイクで菅平には行ってますが、高速を使っても面白くないので、全て下道で行くことにする。事前に地図を穴が空くほど眺めてルートを設定。高校生の時に使ったルートや、二年前に車で使ったルートなどイロイロあるが、今回は一度も使った事がないルートで行くことにしました。

2005.8.17 東京〜菅平

ということで、夜勤明けの午前11時頃東京を出発。家を出てすぐにR20で給油。そのままR20を走り、八王子→大垂水峠→相模湖→大月→甲府と走る。以外と交通量があり時間が思った以上にかかってしまう。甲府あたりでマックがあったら寄って食べようかと思っていたが、なぜが反対車線には沢山あるのに、こっちには全く無い。マックに寄ろうとするとよくあることだ。全く何を考えて店舗を出店しているのだぁ!と思いつつ、時間がかかっていることもあるし、最近体重が増えつつあるので(-_-;)今回は昼食を抜くことにした。甲府の盆地に入った辺りで、オドメーターが12345.6kmになったので写真を撮る。山の方には入道雲が出ていて、雨が心配。
幸い、甲府を過ぎてからは交通量も減り、道もすり抜けがし易くなってきたので、自然とペースも上がる。相模湖〜大月の辺りは道が狭く、トラックが多いので、トラック同志のすれ違いでは、片方が止まったりするのでバイクには大迷惑。ようやくいい感じで走れるようになった。そうなるとそこからは結構スイスイ走り、景色も山並みを眺めつつ、と言う感じで悪くないが、それ程面白い感じではない。須玉に指しかかって、そのままR141で清里へ行ってソフトクリームを食べたい衝動に駆られるが、今回は時間がないのでパス。時間があれば八ヶ岳横断道路も走って見たかった。須玉を過ぎると、白州の辺りでしきりとサントリーの白州蒸留所の看板が目に付き出した。酒好きとしては見逃せないので、とりあえず入口で写真を撮り、中に入って見る。中は工場や博物館、レストランなどイロイロ面白そうだが、何せ時間がないし、空模様が怪しくなっているので後ろ髪を引かれる思い出後にする。R20をそのまま茅野まで走り、諏訪湖の手前でR152大門街道に入る。大門街道は、茅野〜白樺湖〜上田の外れまで通っている国道。
白樺湖に到着。ここは以前2回ほど冬に来たことがある。1回はわかさぎ釣り。穴釣りを初めてして、非常に楽しかった(^^)ここはスキー場もあるし、温泉もある。しかし、湖の周りはホテルなどの宿泊施設などが立ち並び、あまり自然いっぱい、という感じではないので、あまり好きな感じではない。ここも写真を撮ってすぐに退散。雲行きがかなりヤバくなって来た(-_-;)今回は荷物を減らす為にレインウエアは持って来ていない。雨が降ったら濡れるしかないのだ。白樺湖から上田方面に下る方はかなり空いていたので、早めのペースで下るが、途中から大粒の雨がポチポチ落ち始めた!しかし、雲は背後から迫って来るので、急げば抜け出せるかも!と思い、更にペースアップすると何とかポチポチだけで済んだ(^_^;)
上田で給油。ここまで241km、8.5L。燃費は28.7km/L。今までの最高だ。堅めのオイルを入れた割りに燃費は良い。多分、ペースがあまり速くなかったせいだろう。時間は4時45分。菅平まではあと一息。

←上田からはR144で菅平口へ。そこからはR406でいよいよ菅平だ。R406の途中にある菅平湖(ダム湖)にあるパーキングで写真を一枚。ここまで来ると、着いたも同然。

結局、5時過ぎに無事到着。この日はサッカーのW杯最終予選日本vsイランがあったので、TVで応援(^^)日本は見事勝って、グループ1位でW杯への出場が決まった!祝!

2005.8.18 菅平〜長野〜戸隠〜志賀〜草津〜菅平

どこに行こうか、出発直前まで迷うが、結局上記のルートで決めた。10時過ぎに出発して、まずは出てすぐの道で左の写真を撮る。左側は牧場。右が別荘地。背後には根子岳がそびえる。

 

菅平から長野へ行くにはR406を須坂方面へ下るのが一般的だが、そこは以前車で通ったことがあるので、今回は通った事のない県道?らしい近道を行くことに。この道がまたタイト&ツイスティーで、しかも空いていて下りは面白い(^^)天気も上々!

←菅平〜長野市内へ向かう道。正面の下のほうに長野市内がある。

 

1時間ほどで長野市街地の反対側にある善光寺へ到着。立派な本堂をさらっと見る。敷地内にある池になぜか亀が沢山いた。「気持ち悪っ〜い」とかいう観光客も(^_^;) さらっと見物して参道にあるお土産屋さんの列を眺めに行く。

 

 

 

 

 

 

 

お土産はどれも同じようなモノばかり。しかし、暑いのと、11時半くらいで小腹が減ってきたこともあり、前日清里へ寄れなかったのでソフトクリームでも食べようか?と思っていると「蕎麦と抹茶のダブルもありますよ〜」という声に吸い寄せられて、それを食べることに。通りに向けての販売とお土産屋さん、喫茶店もやっていて、店内のベンチで食べさせて頂く。1つ250円。なかなかオイシイ(^^)これで清里のリベンジは果たし、満足して戸隠へ向かうことが出来るというものだ。

長野市内から戸隠へは通常はバードラインという有料道路を通るところだが、今回は多少遠回りでも安く済ますため、R406を使う。途中ダム湖までそこそこの道幅があったが、ダム湖以降はよくある3桁国道の山道っぽくなり、細くクネクネになる。急坂を登って行くと突然「展望台」とあったので寄り道する。木の柱に「伝説の谷」と書いてあるが、何の伝説があるのか…。細かい事は追求せずに、すぐにそこもあとにする。どうも、抜かした車にまた抜かれるのが嫌なので、1回の立ち寄り時間が非常に短くなってしまうのは性格上仕方ない?
R406を鬼無里村まで走り、そこからは県道で戸隠へ。この道もまた細いが、まあ日本の山道なんてこんなもんなんだろう。
12時半ころ戸隠に到着。戸隠に詳しい先輩にメールでオイシイ蕎麦屋を聞くと「鏡池入口にある“そばの実”という店がオイシイ」とのことでそこ目指す。とりあえず、戸隠の有名?な神社の鳥居を撮り、さっさとあとにする。戸隠は善光寺と違って、神社を観に来たわけではないで、蕎麦屋を探す。
流石に蕎麦で有名なだけあって、戸隠は蕎麦屋だらけ。何も知らなければどこに入ったら良いか全くわからないので、失敗もありそう(^_^;)戸隠の中心部を抜けて「あれ、いいのかな〜」と思い始めた辺りに「そばの実」はありました。しかし、駐車場から車が溢れてる。店の入口にも順番待ちの人が10名程度。入り口で店員さんにどのくらい待つか聞くと、10分程度とのことなので、そのまま待つことに。注文は大ざる1つ960円。注文の品が来るまでは、サービスの蕎麦茶と蕎麦のお菓子(スナック)で時間をつぶす。肝心の蕎麦だが、これがやはり非常に美味しかった!久々にこしのあるしっかりした蕎麦を食べた気がしました!あっという間にたいらげて、お土産にそば饅頭を買って、満足して店を出ました(^^)
蕎麦を食べてから、黒姫方面へ下り、R18〜R117で中野市へ行き、信州中野ICの横を通って、志賀方面へ。中野市街から志賀方面へ行く道は途中まで高速道路かと思うような作りで、どこかの有料道路へ迷い込んだかと思ってしまった(^_^;)R292に入り、山の中へ入り、しばらくするとスキー場が次々に現れてくる。うー、冬にも来たい!志賀は温泉も出ているが、熊の湯付近だったか、道路脇に温泉が蒸気を噴出している所があった(左の写真)。かなり硫黄の臭いがしてました。志賀には立派なホテルやスキー宿が沢山あって、なかなかリゾートしてる気配が濃厚でした。
この道は、志賀の横手山のスキー場を縫うようにして登っている道(R292)。冬期は閉鎖される。木のない草の辺りがスキー場。下の方まで結構長いコースのようだ。ここの辺りは結構急な坂道で、コースもかなりの斜度がありそう。面白そうだ。あー、冬にも来たい!
横手山の山頂付近にあるドライブインの駐車場からの眺め。深い谷が足元から広がり、絶景。冬の景色も観て見たい。この日は天気が悪く、今にも雨が降ってきそう。この辺りの気温は16℃。標高もかなり高いし、曇っているせいもあるだろうが、東京とは別世界だ。暑い東京には帰りたくなーい(-_-;)
横手山を過ぎてすぐ、ここを通るまで知らなかったが、この地点は日本の国道で一番標高が高いらしい。道理で涼しいわけだ。SRXはこの標高でも変に不調になることもなく走っているが、やはり空気が薄い分、少しパワーが落ちている感じはある。それに、やはりキツイ上り坂ではもう少しパワーが欲しい。というか、もうすこし高回転の伸びが欲しい。平地では充分なんですけどね。天気はこの辺りが一番悪く、ポチポチと雨粒が落ちてくるが、山を下ってくるとそれも何とか抜け出せた。
横手山から下り始めると、今度は荒涼とした山肌が見えてきます。これが草津白根山。ここも観光スポットのようで、写真のように観光バスが増えてきます。しかし、道はみての通りつづら折れ。バスがいないと、楽しいんですけどね。でも、お盆は過ぎたので、交通量はそれほど多くなかったのは幸いでした。この道は、夏には景色、避暑、走りが楽しめる上々のルートであることが今回最大の発見。かなりお勧めのルートですよ!
R292を下って来ると、草津の天狗山スキー場の横に出ます。そこから、市街地方面へ向かい、草津温泉街の中心部へ。中心部は道が細く、車では迷惑なくらい。写真は有名な湯畑。草津温泉街の中心にあります。この辺にバイクを停め、温泉街をしばし散策。来る時に通った饅頭屋さんで「試食でーす」と言って出来たての饅頭を丸ごと1個お茶と一緒に配っている。饅頭をくれたおじさんが「ライダーさんですか?」とヘルメットを持つ自分に話しかけてきた。何でも、草津に来る前にはバイクに乗っていて、バイクが好きらしい。SRXも知っていて「ヤマハのバイクはバランスがいいよね、トヨタのF1もエンジンはヤマハなんでしょ?」とか言ってました(^^)出来たての饅頭はふっくらして感動的に美味しく、お土産に買って帰ったのは言うまでもありません。
でもって、軽く街中を一回りして元の湯畑のところへ戻って来ましたが、安い日帰り入浴の温泉は見つけることが出来ず、今回の目的の一つ「温泉入浴」をどうクリアしようか考える。湯畑の前にも温泉があるが料金が書いてない。中に入って高いとヤダなぁ、と思って前で料金表ないか見ていると、中から出て来た人に、これから入ろうとしている人が料金のことを聞いていて、盗み聞きすると(^_^;)、無料!とのこと。前にTVで観た無料の温泉というのはここのことだったか!他にもいくつかあるようだが、とりあえずここに入る。中は狭い脱衣所と非常にアツーイ方と普通にアツイ方の2つの湯船があり、普通にアツイ方に入る。しかし、洗い場などはないので、あまり汗をかかないうちにさっと出る。少しだが、これで目的は達成。

入浴後、草津をあとにしてR292からR144へ出て、鳥居峠を通り、鳥居峠を下り始めてすぐに大笹街道という菅平への裏道的な道へ入る。ここも対面通行の細い山道で楽しいが突然対向車が現れるとびっくりする。しかし、基本的に交通量は少ない。この道を通ると菅平の中心部を通ることなく別荘地へ出る。最後に根子岳の登山口にある碑の前で1枚。下の写真は同じ駐車場で牧場、菅平の街の方向をバックに1枚。逆光気味に撮ってみました。

この日は、215kmほど走行。

2005.8.19 菅平〜東京

隣のゴルフ場です。誰も居ないと広くて気持ちいいです(^^) 昔は良く勝手にグリーン周りからアプローチの練習をさせてもらってました(^_^;)視界が広いので、夜に星を見るのに最適です。天気が良いと流れ星とか人口衛星とかよーく見えます。UFOは見たことないです。
11時過ぎに菅平を出発。R144で上田方面へ下り、上田で給油。大屋からR152→R254→R142で佐久へ向かう。遠目に浅間山などを眺めつつ、田舎道をのんびりムードで走る。佐久からはR141で清里方向へ向かう。佐久穂町からはR299へ入る。ここは高校生の時にYSR50で通ったが(18年前!)、その当時は十国峠の向こうはまだ未舗装だった。2年前車で東京方面(秩父方面)から来た時は、土砂崩れで通行止めで迂回させられました。なので、今回はどうか?!と言う感じでしたが、特に何も出ていませんでした。でも、大型車通行不能(5t以上はダメ)と出ていて、いかにも道が細そう(^_^;)交通量もR299に入ってからは極端に少なくなり、すれ違う車もたまーにしかいない。R299に入る前に昼食を、と思ってたが、結局食べず仕舞いでした(+_+)
R299の十国峠の長野県側。これでも国道です。こんな感じが延々と続きます。この辺ではまだ序の口。昨日の長野から戸隠へ向かうもこんな感じでした。車もそうですが、大排気量のバイクでも結構ツラソウな山道です。路面状況は全舗装されていて、思った以上に良好でしたが、所々崖崩れの工事をしていて、大雨の後などは簡単に通行止めになりそうな気配でした。
R299の十国峠の駐車場。ここから右が佐久方面、左が群馬・秩父方面。当然、左方向へ向かいます。天気が良ければ展望台から赤城や榛名山辺りが見えるようですが、あいにく雲っていて見えませんでした。
R299の群馬側。山深い細い道が続き、沢や小さな滝が道路のすぐ脇に見え隠れします。交通量はかなり少なく、たまに対向車が来るとびっくりします。車線がないとはいえ、こういう道ではオーバーランは禁物。ブラインドコーナーでは、立ち上がりはなるべく道の中央よりも左側に抑える方が身のためです。R299は日航機墜落事故の御巣鷹山へ行く道があり、入口付近には慰霊碑も建っている。今年は20年目だったのでニュースで見た人も多いでしょうね。その後小鹿野町近辺で雨が降り服がハーフウエットに。秩父の街中は晴れ、それ以降はまた山道になり、正丸辺りでまた少し雨。そこから青梅方面へ(またまた)細い山道へ入り、青梅の市街地へ。青梅からは奥多摩街道→R16→R20→中央高速、国立府中IC〜高井戸IC→R20→環七で帰宅。東京はピーカンで暑い!この日は255km走行。燃費は26.1km/Lでした。それにしても疲れた(+_+)ハンドルはもう少し高い方がいいのと、Fサスはもう少し柔らかい方が良さそうだ、ということが今回のツーリングで身に染みて分かりました。